赤津焼から手づくりのひな人形のご紹介です。
一つひとつの部品をすべて手作りされた陶器の置き物です。
板状にした土を切ったり、変形させて作る技法を「タタラ作り」といい
この雛人形もこの作り方がなされています。
着物の複数の重なりや頭の部分やリボンや花など、とても繊細な
細工がされており、高い技術と多くの手間がかけられています。
よく見かける雛人形とはことなり、顔や姿など独自の世界観を感じられます。
袖と胴の半分は織部釉が掛けられており、華やかさや派手さがなく
どちらかというと渋さが全面に出た焼物らしさのある人形となっています。
男雛にはブルー、女雛はピンクの色が使われていて
明るい色彩も若干見られます。