茶道裏千家 第15代 前家元 鵬雲斎の好みを写した水指のご紹介です。
白土をろくろで挽き、色絵の絵付けをされたきれいな水指です。
裏千家の印である銀杏と桜の花びらが舞ったような雅なデザインとなっています。
胴周りには、銀杏の中に松竹梅と馬が描かれ、縁起がいい絵柄が使われています。
全体に大ぶりなサイズで外側上半分はろくろ目のような横筋が入り
縁が上がって落とし蓋の形状となっています。
口の部分には緑と金が交互に付けられ、蓋の摘みは花びらの形となっており
内側は赤、外側は緑の色が使われ凝った作りとなっています。
使われている色は、赤・金・緑・黄・銀・青などとても多くの色が使われており
豪華な色彩となっています。
茶席でも非常に映える、美しい水指といえます。