讃岐塗から、木製のくりぬき飾り盆のご紹介です。
大迫力の直径45㎝の木製丸盆に、江戸時代を思わせる浮世絵が
描かれています。
ただ浮世絵美人が塗られているだけではなく、よく見ると
彫刻刀で輪郭や着物や帯のしわ、髪の毛などに彫りがなされており
人物が立体的に浮かんで見えます。
もちろん、彫りをした上で更に塗りがなされています。
普通に使うお盆というよりは、飾って頂くお盆です。
いかにも江戸期の日本を思わせる、浮世絵を題材にしたものです。
これだけ大きなお盆を作るのに必要な材料がなくなってきており
今となっては貴重な一品といえるでしょう。
木地の木目も細かく、素地も申し分ありません。
日本文化を全面に表現した、迫力あるオブジェとして抜群の存在感を
発揮するに違いありません。