飛騨春慶塗から、一生ものの木製文庫のご紹介です。
使用する原木は樹齢150年から200年のものを使います。
それを製材して板にします。
変形を防ぐためにその板を積み上げて、自然乾燥を数年間行います。
ここからようやく、木地作りに入ります。
この文庫は「へぎ目」といって表面が、いかにも木目が出ているかのように
職人さんが、何種類もの専用のノミや小刀を使い、彫っていきます。
そして、木地磨き→目止め→下塗り→仕上げ磨き→すり漆→コクソ巻き→
すり漆→上塗り→乾燥と気の遠くなるような多くの工程を経て
一つの商品が出来あがっています。
この文庫はA4サイズが余裕を持って入りますし、高さもあるので
書類の量はかなり入ります。
見た目は重厚で重く見えますが、実はとても軽量で
実際に使う場合も、持ち主に負担をかけません。
吟味された材質、時代に流されない作り、
投入された職人さんたちの高度な技術を考えると
一生付き合っていける文庫といっても過言ではありません。