通路阿山(つうじあざん)作の仁清 抹茶碗のご紹介です。
白土をろくろで挽き黒い釉薬を掛け、黒の釉薬がかかっていない白肌の部分に
仁清の柄が描かれています。
その間取りは貝の形をしており、その中には男女が笛と琴で音楽を奏でていいる姿と
梅の木の画と裏側には松の木の画が描かれています。
「松竹梅」の梅と松が描かれており、縁起のいいものとなっています。
品名にもあるように「貝合」(かいあわせ)とは多くの貝の内側に絵や歌をかいて
合わせて遊ぶもので、昔の高貴な方たちの遊びのような印象があります。
1月の新春から梅の季節そして雛まつりなどの3月くらいまで
比較的長い期間にわたって使って頂けそうな抹茶碗です。
赤、青、白、緑、黄、黒、茶色など多くの種類の色が使われ、
中でも金が多く使われており、豪華絢爛な抹茶碗に仕上がっています。