万古焼から山本安志 作の蒸し鍋兼用土鍋のご紹介です。
ろくろで挽いて作られた手づくり土鍋です。
蓋も本体もすべて手作業で作られており、外側内側にろくろの跡が見られます。
蓋の摘みも土鍋本体の持ち手も丸みを帯びた、手づくりならではのものが
付いており、デザイン性と持ちやすさとが両立しています。
全体は黒一色のモノクロでシンプルなので、現代の洋風の住宅にもマッチします。
土鍋の形は通常の土鍋よりも深いものとなっており、これは茶碗蒸しなどの
ある程度背の高い器も入れても、蒸せるように作られています。
シュウマイや肉まん、イモなどその他の蒸したいものがある程度入るように
考えての設計と思われます。
本体に水をはって、すのこを付けて蒸気で蒸すという形となります。
すのこを外せば、通常の土鍋として使えますし、料理によっては
すのこの上で温野菜、下では通常の煮込みと同時に2つの調理が出来ることが
あるかもしれませんので、時短と省エネにもなります。
ろくろ挽きのためか見た目よりも軽く扱いやくなっています。
容量は深さがあるので3人用のサイズと思われます。
蒸しものも土鍋料理も同じ鍋でできる優れモノです。
また、土鍋は遠赤効果があるので、金属製の鍋に比べて、食材の芯まで
しっかりと熱が伝わるので、中までふっくらと仕上がりより美味しくなると思われます。