万古焼で高級土鍋で定評のある利行窯と、赤津焼のゆずりは工房との
コラボ商品です。
蓋の絵付けは、ゆずりは工房で手描きによるバラの花が描かれています。
一珍という技法で釉薬を盛り上げて描かれています。
渋いデザインの土鍋が多い中で、とてもきれいで明るい雰囲気がある
数少ない存在となっています。
蓋には、「貫入」といわれる釉薬の表面の細かいひびが見られます。
また、蓋の摘みは上部が外側に膨らんでいて、持ちやすく落としにくい
造形となっています。
一方、本体の方は手作りの高級土鍋で定評のある、利行窯が作ったもので
手挽きでの作陶と、削ぎの作業で大きさの割には、大変軽く
型で作られた土鍋とは完全に一線画すものとなっています。
直火でもIHでもどちらでも使えるように、底面は平らにして
作られています。
IHで使用の場合、煮汁が吹きこぼれて土鍋の底や、
内側の底が焦げ付いたりすると、IHの感度が悪くなったり
劣化する場合があるため、敢えて金属プレートでの対応となっております。
金属プレートですと、万が一金属プレートが焦げが付いたり
劣化しても、金属プレートのみを交換すれば、初期の性能が
戻るため、土鍋を買い替える必要がなく、より長くお使い頂ける
という考えからです。
この土鍋は、金属たわしも使えますし、食器洗浄機にも耐えうる耐久性能を
持っていますので、長期間使って頂く設計となっています。
また、底面・側面を薄くするなど、特殊製法で作られているので
短時間で沸かすことが出来、電力・ガス共に経済的になっています。
より永くお使い頂くには、ご使用前にお粥や米のとぎ汁などを炊いて頂いて
土鍋の内側に無数に開いている穴を塞いで、吸水性を弱めることで
臭いやカビを防ぎ、土鍋の強度を高めることが出来ます。
また、炊きあがりも早くなる、この「目止め」をして頂くことは、必須です。
デザインだけではなく、高い機能性も持ったこの土鍋は
決して安くはありませんが、それ以上の機能性と耐久性があります。