茶道裏千家 十四代 家元 淡々斎 筆の額入色紙のご紹介です。
色紙の文字は「日々是好日」「にちにちこれこうにち」または
「ひびこれこうじつ」と読みます。
晴れの日も、雨の日も、楽しい日も、辛い日も、その一日一日が
最上、最高でかけがえのない、人生最良の日である、という意味です。
これは、唐代の禅僧 雲門(うんもん)宗の宗祖 雲門文偃(ぶんえん)の
垂語によって有名な句です。
人生は悲喜苦楽を味わうものであり、順境はもとより可、逆境また風流
という生き方を言っています。
過去を悔やまず、未来を望まず、辛くても、悲しくても、苦しくても
感情や境遇に翻弄されることなく、今日のみを味わって生きる
という境遇を意味しています。
人の心の深層部分には、喜怒哀楽などの七情が届かない部分があり
それを把得することが肝要であるという大変深い意味があります。
裏千家の十四世 淡々斎宗室は、十三世 円能斎の長男で三十歳で家元を継承し
大徳寺円山伝衣老師について得度、淡交会を結成し、海外普及と文化交流の為
国際茶道文化協会を設立しました。
複数回の褒章を受章、茶人として初めて叙勲を拝受し、ブラジルの文化勲章も
受けています。
淡々斎の直筆の色紙が、木製の額に入れられていますので、
すぐに飾ることが出来ます。