お正月に使いたい茶杓のご紹介です。
大徳寺の塔頭 黄梅院の小林太玄師の筆で、銘は「吉祥」です。
新年にふさわしいしい、とてもおめでたい銘です。
「無事是吉祥」という言葉がありますが、無事とは平常であること
無造作であること、ありのままであることです。
特に禅では「無事」を重んじ、これをめでたいこととしています。
新年もどうか無事でありますように、との願いでもあります。
茶杓自体は中節のあたりに、自然の浸みが入っており
とてもいい風合いが出ています。
形はオーソドックスな使いやすい形をしています。