飛騨春慶塗から木製の進物盆(金封盆)のご紹介です。
材料は樹齢200年以上の天然木を使い、板状に挽いたものを
反りや変形を防ぐために、数年間乾燥させます。
こうして初めて木地を使うことが出来ます。
また、塗りに関しても、本うるし塗りとなっており
うるし塗りの何とも言えない、艶や風合いは一流品といえるものです。
これも熟練の技術が必要となります。
塗りの工程は木地磨き、目止め、着色と下塗り、仕上げ磨き、すり漆、
コクソ巻き、すり漆、上塗り、乾燥と少なくとも、9つの塗の工程があります。
乾燥時には、ゴミやホコリが付かないように注意したり、「塗りだれ」を
防ぐために、数分ごとに反回転させながら、乾燥させていきます。
本物のうるし塗は、時が経っても風合いの良さが持続し耐久性もあります。
「金封盆」とは、お礼やお祝いなどのお金を祝儀袋や封筒に入れて
先方に差し出す時に、上にのせて使うお盆のことです。
冠婚葬祭すべて正式な行事に使われるお盆です。
別名、祝儀盆とか切手盆とも言いますが、お寺様にお布施を出す時にも使うため
ここでは「金封盆」という名前となっています。
正式には、特にお寺様にお布施を出す時に、直接手渡すのは
良くないと言われていますので、金封盆にのせてお出しすることが
よしとされています。
この金封盆は木製のうるし塗の高級漆器であり、「本物」志向のお盆です。
一旦ご購入頂ければ、ずっと使って頂くことが出来ます。
慶事でも仏事でもどちらもお使い頂けます。
持つと軽く、独特な艶と風合いがあります。
より「いいもの」をお求めの方は、是非ご検討下さいませ。