讃岐塗から木製くりぬきの正角盆(膳)のご紹介です。
栃の木をくりぬいて、熟練の職人が一ノミ、一ノミ
彫って作り上げた、大変手間のかかったお盆(膳)です。
彫った木地に、うるしを何度も摺り込んで、塗装されているので
非常に丈夫で、耐久性が大変高い作りとなっています。
手彫りで彫った部分や、木地の漆を吸う度合の違いで
お盆の表面の濃淡やノミ彫りの変化があり、
それが自然の表情となっています。
同じ木材、同じ職人が作っても、二つと同じ物は出来ず
それが個々のお盆の個性となっています。
画像のお盆とは個体差がありますこと、ご了承下さい。
このお盆は、お膳としても運び盆としても両方に使うことが出来、
非常に重宝します。
縁が少し上がっているのと、ノミ彫りの凹凸が
上の器が滑り落ちるのを防いでくれます。
また、お盆がテーブルから持ち上げやすいように、お盆の裏の
すべての縁が、斜めにカットされていて、指が入ることで持ちやすく
使いやすいように工夫されています。
見た目よりも、薄手に作られているので、表面のざっくりとした感じの割には
繊細さを感じて頂けます。
厚くないので、実際の使い勝手はとても良好で、かさばりません。
とても耐久性が高く、傷も目立たないので、普段使いにどんどん使って頂ける
実用的なお盆(お膳)です。
擦れたり、傷が付くことで独自のお盆の風合いが出来てくる商品ですので
何十年もお使い頂ける逸品です。
うるしが剥げてくれば、塗り直して、また何十年使うことが出来ます。