山中塗から、木製うるし塗のこだわりどんぶり椀のご紹介です。

栃の木をくり抜いて作られた、本物の素材を使って作られています。

塗りは「地の粉」と呼ばれる下地に使う、粗目のうるしを使っていますので

大変強く、耐久性があります。

表面の感触は、ザラザラではなく、肌ざわりはよく、多少「地の粉」の

荒さを感じますが、滑るくらいの心地よさがあります。

逆に、通常の真塗りに比べると、傷などが目立ちにくいので

普段でも気軽に使えて、ざっくりとした、漆の触感を感じて頂けます。

極端な薄挽きではありませんが、見た目よりも大変軽く

質感もいいので、丁寧に作られている器であることを感じます。

色は外側は朱と黒のツートンと、内側は朱がメインですが、下地の黒が

刷毛目状に研ぎ出されていて、ざっくり感が強調されています。

これだけの大きさの栃の木の材料も、取れにくくなっており

貴重な器の一つと言えます。