美濃焼から、林亮次 作の湯呑五客組のご紹介です。

美濃焼を代表する焼物の一つである志野焼の器です。

志野は他の産地には見られない、美濃焼独特の焼物です。

普通、志野というと白い釉薬を使った、白志野が有名ですが

この湯呑は、紅志野といって、淡いピンク色をしていて

とてもきれいです。

きつくない、やさしい色合いなのでお茶の色を邪魔することなく

土ものでありながら、かわいらしい印象があります。

シンプルな十草柄で飽きの来ないデザインとなっています。

志野特有のピンホールが器全体に無数に見られ、

貫入（釉薬表面のひび割れ）も所々に存在し、独特の風合いとなっています。

小ぶりな筒型の湯呑で、とても品があって、かわいらしい雰囲気が出ています。

湯呑としてだけでなく、蓋を付けて小さな茶碗蒸しとしてや

大きめなぐい呑みとしてなど、お茶以外にも、色々とお料理や

食材を入れて楽しみたい器です。